Example 2022.1.14

Prototyping with TouchDesigner and VIVIWARE Cell TouchDesignerとVIVIWAREでプロトタイピング

初対面の人でも会話を弾ませるシステム・装置を作成しました! 初対面の人でも会話を弾ませるシステム・装置を作成しました!

使っているVIVIWARE Cell VIVIWARE Cell

  • Core
  • Motion
  • Mounter

その他使っているもの Other Parts

 

VIVISTOP mini in YAMAGUCHIで作成された作品の第二弾です!

VIVISTOP mini in YAMAGUCHIとは

2021年7月25日〜10月31日の間、山口市中心商店街にオープンした期間限定のVIVISTOPです。

商店街をフィールドとし、「こんな商店街あったらいいな」という「自分の住むまちがもっとこうだったらいいのに」という子どもたちのアイデアを元に、VIVISTOPで実際に形にして商店街で試すことで、自分自身でまちや社会を変えられるという自信や実感を育むことを目指し活動を行なっておりました。

楽しく話すベンチ

子どもたちが考えた「楽しく話すベンチ」を元に、TouchDesigner *1というツールとVIVIWARE Cellを組み合わせた、初対面の人でも会話を弾ませるシステム・装置を作成しました。

(*1:TouchDesignerとは、演出やテレビ業界、ビジュアル表現などの幅広い用途に使用されている、ビジュアルプログラミングツールです。)

某サイコロトーク番組のように、サイコロを振るとテーマが変わり、それについておしゃべりします。
そしてその様子をアーカイブとして動画でわかりやすく保存する、というシステムです。



遊んでる様子はこんな感じ!

プログラム

 

OSCを用いてネットワーク経由で加速度センサ、VIVIWARE Cell Measure(以降、Measure Cell)の値をTouchDesignerに送信しています。 
やっていることはとてもシンプルですが、もしこれをArduinoで実装しようとすると数十行は必要で、かなり慣れた人でも小一時間くらいはかかります。

しかし、VIVIWARE Cellを使えば大体10分もかからないうちに実装できてしまいます。
この手軽さに感動したのと同時に、このスピード感から新しいアイデアも次々と浮かんできそうだと思いました!

サイコロの作り方

レーザーカッターの図面が描けるツール、VIVIWARE Shellを使って、簡単にハコを展開図にすることができました!



さらに、サイコロの内側にVIVIWARE Cell Coreを格納するために、VIVIWARE Cell Mounterを取り付けました。

反対側にも取り付け、常にMeasure Cellを固定することもできるようになりました。

ベンチを作る

話せる「ベンチ」なので、ベンチに座っておしゃべりします。
自由に使っていいと言われたベンチをみんなで色塗りしました。
当初は、横になれるベンチなんかも作ろうと想定していたので、足置きも子どもと一緒に作りました。

このベンチは今でも商店街に置いてあるのですが、いくつかあるベンチの中で、みんなで色塗りしたベンチに高校生が座っておしゃべりしているところを見ると微笑ましくなります。


TouchDesigner全体像

サイコロの面を判定は以下のコード。
この加速度センサ、Measure Cellは、x・y・zの3軸あり、それぞれの軸に対して加速度を測ることができます。

今回はサイコロをころがし、その後は力をかけることは想定されていないので、結果として各軸に対する重力加速度を計測していることになります。
この各軸にかかる重力を単純にif文で場合分けすることによって、サイコロの各面を判定しています。

トークテーマについて

 

初対面の人でも仲良くおしゃべりができるよう、子どもたちがトークテーマをたくさん考えてくれました。
それぞれのトークテーマで実際に遊ぶごとに、初対面で話しても会話が盛り上がる、興味をもてる話題、意外とそうでない話題などについて、少しずつわかってきました。
そして、やはり初対面の人同士だけでなく、ファシリテーターがいるとなお良いということもわかってきました。


トークテーマを自由に作って、サイコロに反映させて実際におしゃべりしてみるというスピード感はTouchDesignerの柔軟さ、プロトタイピング力が大いに役立ちました。

TouchDesigner実装についてざっと説明

 

TouchDesignerはデバイス、その他ソフト、データ通信、そのほか様々なものを統括することに優れています。
例えば今回は外部カメラ、マイク、ネットワークによるデータ受信、テキストファイル読み込み、動画書き出し、テロップの作成と合成をソフト内で一貫して行っています。
また、商店街の人に向けてアーカイブ動画を自動でモニターに写し、活動を知ってもらう機能もつけました。
GUIを使って一緒に話している人の人となりをテロップに反映、トークテーマを選ぶなど、誰でも簡単に操作できるようになっています。



そして、新しいトークテーマをテキストファイルに保存して指定フォルダに入れると、ほぼ自動的にGUIとサイコロの面に反映されるようになっています。



また、DEMO DAYの時はしっかり録音されているか、トークテーマは適切に読み込まれているのか、予期せぬバグを監視するためにUI上で可視化を行いました。



以下にTouchDesignerのプログラムを公開しますので、ぜひダウンロードしてご自由にお使いください!

https://drive.google.com/drive/folders/1z5VD0DWrHib9MKr2TyIAUBc6-j5mQSzY?usp=sharing

所感

話せるベンチは「話す」+「ベンチ」の二つの要素があったからこそ、いい体験を生み出すことができた、と感じました。
コロナが少しおさまってきて、交流が少しずつできるようになった状況で、見知らぬ人と同じ話題について喋る体験はいつもより新鮮に、面白く感じたかもしれません。

また、商店街のご老人とおしゃべりする機会はとても貴重でためになりました。
そして、ベンチに座っておしゃべりしたことも同じ空間にいる感じがより促進されたと思います。
それと、商店街は長いので、休憩できるベンチは必要とされているようです。

この子どもたちのアイデアは、実はこの商店街が今最も求めていたアイデアだったのかなと思い、子どもの発想に感心するとともに、この企画に携わり、より良い「話せるベンチ」をみんなで作り上げたことはこれから先の糧になると思いました。
ありがとうございました。

(Created by Yuki Horikawa)

 

VIVISTOP mini in YAMAGUCHIで作成された作品の第二弾です!

VIVISTOP mini in YAMAGUCHIとは

2021年7月25日〜10月31日の間、山口市中心商店街にオープンした期間限定のVIVISTOPです。

商店街をフィールドとし、「こんな商店街あったらいいな」という「自分の住むまちがもっとこうだったらいいのに」という子どもたちのアイデアを元に、VIVISTOPで実際に形にして商店街で試すことで、自分自身でまちや社会を変えられるという自信や実感を育むことを目指し活動を行なっておりました。

楽しく話すベンチ

子どもたちが考えた「楽しく話すベンチ」を元に、TouchDesigner *1というツールとVIVIWARE Cellを組み合わせた、初対面の人でも会話を弾ませるシステム・装置を作成しました。

(*1:TouchDesignerとは、演出やテレビ業界、ビジュアル表現などの幅広い用途に使用されている、ビジュアルプログラミングツールです。)

某サイコロトーク番組のように、サイコロを振るとテーマが変わり、それについておしゃべりします。
そしてその様子をアーカイブとして動画でわかりやすく保存する、というシステムです。



遊んでる様子はこんな感じ!

プログラム

 

OSCを用いてネットワーク経由で加速度センサ、VIVIWARE Cell Measure(以降、Measure Cell)の値をTouchDesignerに送信しています。 
やっていることはとてもシンプルですが、もしこれをArduinoで実装しようとすると数十行は必要で、かなり慣れた人でも小一時間くらいはかかります。

しかし、VIVIWARE Cellを使えば大体10分もかからないうちに実装できてしまいます。
この手軽さに感動したのと同時に、このスピード感から新しいアイデアも次々と浮かんできそうだと思いました!

サイコロの作り方

レーザーカッターの図面が描けるツール、VIVIWARE Shellを使って、簡単にハコを展開図にすることができました!



さらに、サイコロの内側にVIVIWARE Cell Coreを格納するために、VIVIWARE Cell Mounterを取り付けました。

反対側にも取り付け、常にMeasure Cellを固定することもできるようになりました。

ベンチを作る

話せる「ベンチ」なので、ベンチに座っておしゃべりします。
自由に使っていいと言われたベンチをみんなで色塗りしました。
当初は、横になれるベンチなんかも作ろうと想定していたので、足置きも子どもと一緒に作りました。

このベンチは今でも商店街に置いてあるのですが、いくつかあるベンチの中で、みんなで色塗りしたベンチに高校生が座っておしゃべりしているところを見ると微笑ましくなります。


TouchDesigner全体像

サイコロの面を判定は以下のコード。
この加速度センサ、Measure Cellは、x・y・zの3軸あり、それぞれの軸に対して加速度を測ることができます。

今回はサイコロをころがし、その後は力をかけることは想定されていないので、結果として各軸に対する重力加速度を計測していることになります。
この各軸にかかる重力を単純にif文で場合分けすることによって、サイコロの各面を判定しています。

トークテーマについて

 

初対面の人でも仲良くおしゃべりができるよう、子どもたちがトークテーマをたくさん考えてくれました。
それぞれのトークテーマで実際に遊ぶごとに、初対面で話しても会話が盛り上がる、興味をもてる話題、意外とそうでない話題などについて、少しずつわかってきました。
そして、やはり初対面の人同士だけでなく、ファシリテーターがいるとなお良いということもわかってきました。


トークテーマを自由に作って、サイコロに反映させて実際におしゃべりしてみるというスピード感はTouchDesignerの柔軟さ、プロトタイピング力が大いに役立ちました。

TouchDesigner実装についてざっと説明

 

TouchDesignerはデバイス、その他ソフト、データ通信、そのほか様々なものを統括することに優れています。
例えば今回は外部カメラ、マイク、ネットワークによるデータ受信、テキストファイル読み込み、動画書き出し、テロップの作成と合成をソフト内で一貫して行っています。
また、商店街の人に向けてアーカイブ動画を自動でモニターに写し、活動を知ってもらう機能もつけました。
GUIを使って一緒に話している人の人となりをテロップに反映、トークテーマを選ぶなど、誰でも簡単に操作できるようになっています。



そして、新しいトークテーマをテキストファイルに保存して指定フォルダに入れると、ほぼ自動的にGUIとサイコロの面に反映されるようになっています。



また、DEMO DAYの時はしっかり録音されているか、トークテーマは適切に読み込まれているのか、予期せぬバグを監視するためにUI上で可視化を行いました。



以下にTouchDesignerのプログラムを公開しますので、ぜひダウンロードしてご自由にお使いください!

https://drive.google.com/drive/folders/1z5VD0DWrHib9MKr2TyIAUBc6-j5mQSzY?usp=sharing

所感

話せるベンチは「話す」+「ベンチ」の二つの要素があったからこそ、いい体験を生み出すことができた、と感じました。
コロナが少しおさまってきて、交流が少しずつできるようになった状況で、見知らぬ人と同じ話題について喋る体験はいつもより新鮮に、面白く感じたかもしれません。

また、商店街のご老人とおしゃべりする機会はとても貴重でためになりました。
そして、ベンチに座っておしゃべりしたことも同じ空間にいる感じがより促進されたと思います。
それと、商店街は長いので、休憩できるベンチは必要とされているようです。

この子どもたちのアイデアは、実はこの商店街が今最も求めていたアイデアだったのかなと思い、子どもの発想に感心するとともに、この企画に携わり、より良い「話せるベンチ」をみんなで作り上げたことはこれから先の糧になると思いました。
ありがとうございました。

(Created by Yuki Horikawa)

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